ひめゆりの塔への自民・西田氏の発言、与野党が批判 発言撤回はせず

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笹山大志
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 自民党の西田昌司参院議員が、沖縄戦で犠牲になった学徒隊の生徒らを慰霊する「ひめゆりの塔」の展示内容を「歴史の書き換え」などと発言したことに、与野党から批判があがった。自民内からも参院選への影響を心配する声が出ている。

 西田氏は京都選出で当選3回。今夏の参院選で改選となる。

 西田氏は3日、那覇市内であった憲法に関するシンポジウムで講演。ひめゆりの塔の展示について「日本軍がどんどん入ってきて、ひめゆりの隊が死ぬことになった。そしてアメリカが入ってきて、沖縄が解放されたと。そういう文脈で書いている。歴史を書き換えられるとこういうことになっちゃう」などと発言した。

 西田氏は7日、国会内で記者…

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2025年5月8日19時23分 投稿
    【視点】

     西田昌司参議院議員(自民党)氏の発言は、ひめゆり学徒隊に参加した人々のみならず、あの戦争で学徒隊に加わったすべての沖縄人並びに学徒隊には加わらなかったが日本軍に組み入れられた沖縄人学徒に対する侮辱です。その1人に、私の母・佐藤安枝(旧姓・

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