非難、攻撃…「経験したことがない恐怖」 前兵庫県議の妻、一問一答
新屋絵理 島脇健史
兵庫県の内部告発文書問題を調べた県議会の調査特別委員会(百条委員会)の元委員で、1月に死去した竹内英明・前県議(当時50)の妻(49)が4月下旬、朝日新聞の取材に応じた。SNSで「知事を貶(おとし)めた主犯格」「黒幕は竹内」といった誹謗中傷が拡散された。「夫は声を上げられないまま亡くなった。二度と繰り返してはいけない」と妻は訴える。
記者との詳しいやりとりは次のとおり。
「経験したことがない恐怖」「言葉も出ない」
――文書問題の「黒幕」などの中傷は、いつ始まりましたか。
昨年10月の知事選告示前は…
- 【視点】
SNS上で誰ともわからない集団に非難され、攻撃される恐怖は経験した人にしかわからないと思います。私自身も何度かそのような目に遭い、「死にたい」ではなく「死ななくては」「死んでお詫びしなければ」という衝動に駆られたことがあります。 攻撃にさら
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兵庫県の内部告発文書問題
2024年3月、兵庫県の斎藤元彦知事らがパワハラ疑惑などを内部告発されました。告発への知事の対応をめぐって県議会と対立しましたが、出直し選挙では斎藤知事が再選を果たしました。最新ニュースをお伝えします。[もっと見る]