非難、攻撃…「経験したことがない恐怖」 前兵庫県議の妻、一問一答

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新屋絵理 島脇健史
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 兵庫県の内部告発文書問題を調べた県議会の調査特別委員会(百条委員会)の元委員で、1月に死去した竹内英明・前県議(当時50)の妻(49)が4月下旬、朝日新聞の取材に応じた。SNSで「知事を貶(おとし)めた主犯格」「黒幕は竹内」といった誹謗中傷が拡散された。「夫は声を上げられないまま亡くなった。二度と繰り返してはいけない」と妻は訴える。

 記者との詳しいやりとりは次のとおり。

「経験したことがない恐怖」「言葉も出ない」

――文書問題の「黒幕」などの中傷は、いつ始まりましたか。

 昨年10月の知事選告示前は…

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この記事を書いた人
新屋絵理
神戸総局
専門・関心分野
裁判、人権、国際情勢、フランス
島脇健史
神戸総局|選挙・震災担当
専門・関心分野
地方行政・選挙、気象・災害、地域医療
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    雨宮処凛
    (作家・反貧困活動家)
    2025年5月8日12時0分 投稿
    【視点】

    SNS上で誰ともわからない集団に非難され、攻撃される恐怖は経験した人にしかわからないと思います。私自身も何度かそのような目に遭い、「死にたい」ではなく「死ななくては」「死んでお詫びしなければ」という衝動に駆られたことがあります。 攻撃にさら

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