吹奏楽部の楽器盗む顧問、部費等6万円も着服 審査員の一言きっかけ

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神村正史
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 北海道網走市教委は18日、市内の中学校で吹奏楽部顧問を務める30代の男性教員が、同部の楽器など26点を部室から盗んだうえ、部費など約6万6千円を着服した、と発表した。教員は「浅はかでした。弁済します」と話しているという。

 教員が市教委の聴取に対して説明した内容によると、ことの始まりは、数年前のコンクールでの審査員の一声だったという。

 「トランペットの音色が良くない……」

 この中学の吹奏楽部は一昨年、全国大会への出場も果たしている実力だ。それを指導していたのがこの教員だった。

 2021年度、教員は、審査員からの「あの指摘」を解消しようと、吹奏楽部用のトランペットを1本約36万円で道内の楽器店から購入した。

 学校の備品予算からではなく…

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