被害者と接点浮かばず、偶然見かけて襲った可能性 埼玉・高校生殺害

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本田隼人 小崎瑶太

 さいたま市桜区で高校1年の手柄玲奈さん(15)が刺され死亡した事件で、殺人容疑で逮捕された谷内寛幸容疑者(24)とみられる人物が、事件発生の1時間半ほど前から現場周辺を歩き回る様子が防犯カメラに映っていたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 県警は17日、谷内容疑者の住所は同区道場3丁目、職業は会社員だと発表した。県警によると、谷内容疑者は14日午後8時16分ごろ、同区のマンション敷地内で手柄さんを刃物で切りつけるなどし殺害した疑いがある。

 捜査関係者によると、現場から半径1キロほどにある防犯カメラを捜査した。谷内容疑者とみられる男が約1時間半前から現場周辺をうろつく様子が映り込む一方、外出先から帰宅する手柄さんをつけ回したり、待ち伏せしたりする姿は確認されなかったという。

 これまでに被害者と容疑者の接点は見つかっておらず、県警は、谷内容疑者が偶然見かけた手柄さんを襲った可能性もあるとみて調べている。

 また、谷内容疑者は現場から…

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この記事を書いた人
本田隼人
さいたま総局
専門・関心分野
国際政治、安全保障
小崎瑶太
さいたま総局|県警担当
専門・関心分野
災害、平和、表現の自由