トランプ米大統領と赤沢亮正経済再生相が16日午後(日本時間17日午前)、米ワシントンのホワイトハウスで会談した際、トランプ氏が赤沢氏に対して示した日本側への要求の全容が判明した。複数の日本政府関係者によると、トランプ氏は、①在日米軍の駐留経費負担②米国製自動車の販売③貿易赤字――の三つの柱を具体的に示し、改善を要求したという。
トランプ氏は会談の中で、在日米軍の駐留経費について、日本側の負担が不足しているとの見解を示したという。また、日本で米国製の自動車の販売台数が少ないことに不満を表明したほか、米国の貿易赤字の解消も要求したという。
会談は30分間の予定を大幅に超過して、約50分間にわたって行われた。米国側の交渉役であるベッセント財務長官とグリア通商代表部(USTR)代表のほか、ラトニック商務長官も同席した。
在日米軍駐留経費負担のあり…
- 【視点】
トランプ米大統領の思い込み違いに付き合うのは大変ですが、3つの要求ともにマネージ不能とは思いません。 ①在日米軍駐留経費:日本の国益に合うように、彼らの要求とのシナジー(合力)を狙うべきでしょう。具体的には、在日米軍基地(インフラ)の強
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