緑のサクラ御衣黄見ごろ 移ろいゆく色楽しんで

エリアリポーター・町田正聡
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 淡い緑色の花を咲かせ、しだいにピンクへと色が変わるサクラ「御衣黄(ぎょいこう)」が、鹿児島市谷山中央1丁目の三宅美術館の駐車場で見ごろを迎えている。今週いっぱい楽しめそうだという。

 花の色が平安貴族の衣装のもえぎ色に似ていることが名前の由来。咲き始めは淡い緑色だが徐々に白くなり、中心部が筋状にピンクに色づき、やがて花びら全体がピンクに染まる。花びらは散らず、咲き終わるとツバキのように花が丸ごと落ちる。

 「平安貴族の女性がいろんな色の衣を重ねてまとった十二単(じゅうにひとえ)のように、移ろいゆくいろんな色を楽しんで」と学芸員の有村葉月さん。問い合わせは同館(099・266・0066)。

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