AI半導体で監視カメラ進化 NTTが開発、150m先も検知

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サンフランシスコ=奈良部健
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 NTTは10日、監視カメラやドローンに搭載する人工知能(AI)半導体を開発したと発表した。撮影した映像をいったんデータセンターに送って処理する一般的な方法より、処理が速く、消費電力も削減できるという。

 新型のAI半導体は、高精細な映像をリアルタイムで処理するのに適した設計だ。データは高精細でサイズが大きいほど、必要な計算量やメモリー量が増え、電力消費も増えやすい。そのため、これまでは、撮影映像を小さく圧縮してデータ処理していた。新しいAI半導体は、映像を圧縮せずにデータ処理できる技術を実現した。これにより、約150メートル上空からでも人やモノを検知できるのが売りだ。

 今年度中に製品化し、カメラ…

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この記事を書いた人
奈良部健
サンフランシスコ支局長
専門・関心分野
テック、インド、財政と政治、移民難民、経済安保