第3回「直美」の道進み年収数千万円 20代医師の本音「長時間労働は嫌」

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三浦淳
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 美容医療をめぐるトラブルが相次ぐなか、業界で一つの言葉が注目を浴びている。

 「直美」

 「ちょくび」と読む。「なおみ」ではない。

 医学部卒業後、2年間の研修医を終え、「直接」「美容」業界に進む若手医師を指す。

 研修医の後、専門医となるための3~5年間の研修を積まないため、技量や合併症への対応などについて懸念する指摘もある。

 東京都内の20代の男性は、直美の一人。肩書は都内の美容外科クリニックの院長だ。

 もともとは、眼科や整形外科などの専門医を志していた。

 だが、研修医時代、専門研修の場となる複数の医局の見学で考えが変わった。

記事後半で、銀座での院長時代に年収1億円を超えたという30代の医師に話を聞いています。

週2回当直、未明まで資料作り 医局の医師の年収は…

 夜中の3時まで、翌朝の症例検討会の資料を作る。当直は週2回。休みの日も患者の急変などの呼び出しに備え、遠出もできない。

 そこで働く勤務医の年収は3…

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    雨宮処凛
    (作家・反貧困活動家)
    2025年4月15日17時9分 投稿
    【視点】

    一読して、「直美」の問題ではなく、現在の制度の中、医師があまりにも過酷な働き方を強いられている問題だと思いました。 しかもそこで働く勤務医が忙しさに耐えることを当然と考え、休みの少なさを美談のように語るのであれば、改善可能性は低いと思い、別

    …続きを読む