成田空港への足、京成スカイライナーが急伸 NAA調査
【千葉】成田国際空港会社(NAA)は3月27日、成田空港へのアクセス交通実態調査の結果を発表した。調査は昨夏に実施。6年前の前回調査と比べ、出発旅客の交通機関別シェアで、京成電鉄のスカイライナー(SL)が13%から19%に増加しているのが目立つ。
NAAによると、調査は昨年7月5~12日、各ターミナルビルの出発ゲートで、ヒアリング形式で実施。1万2千余りの回答を得て分析した。
それによると、成田空港への交通手段のシェアは、鉄道56%(2018年度46%)、バス24%(同35%)、自家用やタクシーなどの車17%(同13%)だった。前回調査から鉄道が10ポイント増加し、バスは11ポイント減少した。
鉄道の内訳は、京成SL19%(同13%)、JR成田エクスプレス14%(同14%)、京成本線9%(同9%)、京成成田スカイアクセス線8%(同6%)、JR在来線5%(同5%)の順だった。JRのシェアは変わっておらず、バスから京成に流れている格好だ。
成田空港への鉄道アクセスをめぐっては、空港まで約9キロの単線区間が運行の支障になっている。国の検討会は3月14日、鉄道会社も含め、複線化をめざすことで意見が一致したという。鉄道利用者の増加が今後も見込まれることから、検討が本格化しそうだ。
- 【視点】
最近京成スカイライナーは、外国人客も増えて非常に賑わっています。特に東京の西側に行く場合、他の交通機関よりもかなり速くアクセスできますので、その利便性が外国人にもよく知られるようになっているのでしょう。ただ、満席で乗れないことも増えているほ
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