トランプ氏、プーチン氏発言に「非常に腹立った」 石油に関税も示唆

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ワシントン=高野遼
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 トランプ米大統領は30日、NBCニュースのインタビューで、ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領の最近の発言に対して「非常に腹が立った」と不満をあらわにした。週内にプーチン氏と再び協議する意向も示した。

 トランプ氏は就任以来、ウクライナでの停戦に向けた交渉に乗り出し、プーチン氏との間では2度の電話協議が公表されたが、打開策は見えていない。

 停戦に向けてトランプ氏が問題視したのが、プーチン氏がウクライナに大統領選の実施を求めた発言だ。トランプ氏は「プーチン氏が(ウクライナの)ゼレンスキー大統領の信用性に言及し、ウクライナの新しい指導者について語り始めたとき、私は非常に腹が立った」と語った。

 怒りの理由について、トラン…

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この記事を書いた人
高野遼
アメリカ総局
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国際ニュース
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    服部倫卓
    (北海道大学教授=ロシア・東欧)
    2025年3月31日8時7分 投稿
    【視点】

    米国はすでにバイデン時代にロシアからの石油輸入を禁止しており、現状でロシアからの石油輸入はゼロである。輸入していないものに、どうやって関税をかけるのだろうか。 あるいは、米国ではなく、第三国がロシアから石油を輸入する際に、追加関税を課すとい

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