旧統一教会と「断絶宣言」したはずが 自民、衆院選機に再接近の兆し

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笹山大志

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は、2022年7月に起きた安倍晋三元首相の銃撃事件を機に、自民党と多くの接点が一挙に明るみに出た。自民はその後、関係断絶を宣言。不当な政治的行為は受けないとするが、関係を完全に断ち切ったとは言えない事情も浮かぶ。

 解散命令の決定を受けて25日、森山裕幹事長がコメントを発表。「司法の判断であり、党としてはこれを尊重したい」としつつ、「旧統一教会および関係団体の活動を助長する行為や不当な政治的影響力を受けうる行為を厳に慎むよう、徹底を図る」とした。

 解散命令請求時に首相だった岸田文雄氏は「苦しんできた被害者の方々の救済につながるとともに、新たな被害が生じないことを期待する」とのコメントを出した。

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