江東区、パートナーシップ宣誓制度を導入 7月施行
野田枝里子
同性カップルらの関係を公的に認めるパートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度を盛り込んだ東京都江東区の「男女共同参画条例の一部を改正する条例」が13日、区議会本会議で賛成多数で可決された。7月1日に施行される。
区によると、改正条例は、既存の男女共同参画条例に多様性の尊重推進の項目をあらたに加える。宣誓の対象者を同性に限定せず、事実婚のパートナーも利用できる。受領証明書の交付も受けることができるという。
改正条例をめぐっては、区長の交代や区議会からの反対の声などにより、先送りの状態が続いていた。今月6日にあった区議会企画総務委員会で否決されたものの、区議会本会議で改めて採決が行われ、賛成21、反対18で可決された。大久保朋果区長は「江東区版パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓については、生活上の困り事を抱える区民の悩みに寄り添うべく、制度の創設を図ってきた。区民に寄り添った制度運用に取り組んでいく」とコメントした。
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