ロシア、南西部の拠点地域を奪還か 越境ウクライナ軍「撤退」報道も

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 ロシア独立系メディアは12日、ウクライナに隣接するロシア南西部クルスク州の町スジャからウクライナ軍がほぼ撤退し、ロシア軍が完全に制圧したと伝えた。スジャは占領地域の拠点地域で、ウクライナ軍が週内にもクルスク州から完全に撤退するとの見方も出ている。

 ロシア独立系メディアの「ショット」は現地の情報として、ウクライナ軍の部隊がスジャを離れたと伝えた。ロシア軍兵士が中心部にロシア国旗を掲げ、逃げ遅れたウクライナ兵を空や地上から捜しているという。

 同「バージニエ・イストーリイ」は、ロシア軍はほとんど戦闘せずにスジャを制圧したとの軍事アナリストの見方を報道。今日にも、クルスク州全域からウクライナ軍が撤退する可能性があるとしている。

 ロシア軍はスジャ周辺などク…

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2025年3月14日11時50分 投稿
    【視点】

     自らの国力を過大評価し、兵站を維持できないにもかかわらずウクライナが強行した無謀な作戦がこのような結果をもたらしました(私はクルスク作戦に関する報道を読みながら、第二次世界大戦中、日本軍がアメリカ本土の一部を占領すればアメリカ国民の士気を

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