動物園で「総選挙」ポスター掲示も 当選した人気の動物は?

滝沢貴大
[PR]

 14日告示、23日投開票の静岡市議選を盛り上げようと、市立日本平動物園(同市駿河区)で動物たちを候補者に見立てた「総選挙」が1~2月に行われた。およそ1カ月間で約1万4千票が集まり、3種類の動物が「当選」。16日に市選挙管理委員会から「当選証書」が贈られる。

 1月15日から2月24日まで、園と市選管、常葉大が連携して実施。園内で飼育されている12種類の動物たちが候補者となり、葵区、駿河区、清水区の三つの選挙区からそれぞれ立候補した。

 常葉大の学生がデザインした各動物のポスターを掲示し、園内に投票所を開設。投票箱と記載台は、実際の選挙と同じものを使用した。

 1万4536票(有効投票1万4123票)が集まり、葵区はレッサーパンダ(3338票)、駿河区はツチブタ(936票)、清水区はホッキョクグマ(2620票)が当選した。16日に園内で当選を祝うイベントを開き、好物のえさなどをプレゼントする予定だ。

 市選管の担当者は、「保護者が子供に選挙の仕組みを教えながら投票している姿も見られ、開催してよかった。楽しみながら選挙のことを知ることで、投票へ行く心理的ハードルを下げることができたらうれしい」と話した。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
滝沢貴大
静岡総局|県警・司法キャップ
専門・関心分野
静岡のニュース、地域創生、サブカルチャー
  • commentatorHeader
    三浦麻子
    (大阪大学大学院教授=社会心理学)
    2025年3月14日7時54分 投稿
    【視点】

    公式発表による開票結果 https://www.nhdzoo.jp/news/naka.php?id=1990 静岡市選管は「なぜ投票に行かないのか」原因を分析するための試みもされているのですね.静岡大学の政治学ゼミと共同した成果が公表さ

    …続きを読む