18歳のカレー店主、亡き祖父の味継承 米国留学の夢いったんお預け
山中由睦
港町にカレーの人気店が復活した。新オーナーは、昨春に高校を卒業したばかりの18歳。米国に留学する予定だったが一転、亡き祖父の店を継ぐことに。想定外の道に進んだのは、父のある提案がきっかけだった。
海に流れ込む川沿いに、白いコンクリートの建物がたたずむ。1978年に創業したカレー店。中に入ると、木製の机やいすが並び、カレーとコーヒーの香りが漂う。多くの地元住民が「ここのカレーを食べて育った」「地域の味」と口をそろえる。
「同級生がうらやましい」…父の提案に導かれ
カレー店「ホワイトハウス」…
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