ホンダと日産、単独で探す生きる道 「このままだと家電の繰り返し」

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西山明宏 和気真也 大平要

 日産自動車の内田誠社長が6日、ホンダの三部敏宏社長に経営統合協議の打ち切りを伝えた。

 世紀の統合が白紙になることで、ホンダも日産もそれぞれで生き残りへの道を見つけなければいけなくなる。

 先行きに不安の色が濃いのが日産だ。昨年11月に発表した2024年9月中間決算は本業のもうけを示す営業利益が9割超の減益。自動車事業だけでみると1430億円の営業赤字だった。事業構造の立て直しは急務だ。春には役員体制を刷新するとされるが、金融関係者は「内田体制のままで本当に出来るのか」と話す。

 ホンダとの統合が白紙になっ…

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この記事を書いた人
西山明宏
経済部|自動車業界担当
専門・関心分野
中国経済、通商政策、民間企業
大平要
経済部|名古屋駐在
専門・関心分野
企業経営、働き方、地方創生、産業政策
ホンダ・日産統合協議 破談

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