埼玉の道路陥没、水流増し救出作業を中断 2日朝の会議で再開判断

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恒川隼 浅田朋範
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 埼玉県八潮市で県道が陥没してトラックが転落した事故は1日、男性運転手の救助活動を進めるためのスロープ(傾斜路)が完成し、重機によるがれきなどの撤去作業が進んだ。ただ、穴の内部で水の流れが強まり、崩落の危険性があることなどから1日夕で作業を一時中断した。

 事故現場では1日朝、前々日から整備が続いていた、道路から穴へとつなぐスロープ(幅4メートル、長さ30メートル)が完成した。県は当初、1日夕の完成をめざしていたが前倒しされ、重機によるがれき除去作業が始まった。

 埼玉県の大野元裕知事は1日正午前、現地を視察。続く県対策会議の中で「救助の妨げである大きな土砂などを早急に取り除くとともに、救出活動が本格的に実施可能になる」と述べた。

【動画】埼玉県八潮市の道路陥没現場。重機による作業始まる=西村正志撮影

 現場では、消防や県が穴につ…

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この記事を書いた人
浅田朋範
さいたま総局|事件担当
専門・関心分野
多文化共生、貧困、裁判
埼玉・八潮の道路陥没事故

埼玉・八潮の道路陥没事故

2025年1月28日、埼玉県八潮市中心部の道路が陥没し、トラックが転落しました。トラックの運転手は穴の下に取り残されたままです。関連ニュースをまとめてお届けします。[もっと見る]