兵庫県議会の百条委員務めた前県議が死亡 知事選翌日に議員辞職
昨年11月に「一身上の都合」を理由に議員辞職した竹内英明・前兵庫県議(50)が死亡したことが19日、関係者への取材でわかった。捜査関係者によると、県警は自殺とみているという。竹内氏は、斎藤元彦知事の内部告発文書問題を調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)で委員を務めていたが、斎藤氏が再選された知事選の投開票翌日に辞職していた。
関係者によると、竹内氏は18日午後、自宅で亡くなっているのが見つかったという。
竹内氏は姫路市議を経て2007年の県議選で初当選し、辞職当時は5期目。立憲民主党の県議らでつくる会派「ひょうご県民連合」に所属していた。
会派の上野英一幹事長は昨年11月、知事選期間中にSNS上で竹内氏に関する様々な投稿があったことを説明。「言葉の暴力、ネットの暴力が拡散したため家族が重い精神的負担を抱えていた」として、竹内氏が家族を守るために辞職したなどと説明していた。
辞職後も竹内氏に対するSNS投稿は続き、「警察から任意の取り調べを受けていた」「近く逮捕」といった内容もあった。県警幹部は19日、朝日新聞の取材に対し、「そんな事実はない」と否定した。
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