中居さんトラブル「フジはあいまいにせず調査を」 米ファンド要求

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ニューヨーク=真海喬生

 タレントの中居正広さんと女性とのトラブルが報じられている問題で、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツとその関連会社は14日、フジテレビを傘下に置くフジ・メディア・ホールディングスの取締役会に対し、第三者委員会での調査や信頼の回復を求める書簡を送付していたことを明らかにした。ダルトンは「物言う株主」として知られ、グループでフジ株式の7%以上を保有しているという。

 書簡でダルトン側は、一連の問題へのフジの対応には透明性が欠けているなどとして、「コーポレートガバナンス(企業統治)に重大な欠陥があることを露呈している」と指摘。「視聴者やスポンサーからの信頼を維持することは、会社の持続的な成長を維持するために不可欠な要素」だとして、「この問題をあいまいにせず、適切かつ迅速に扱う」ことを要求している。さらに、外部の専門家でつくる第三者委員会を設置し、調査や再発防止策を策定するよう求めている。

 中居さんを巡っては、週刊誌…

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    たかまつなな
    (笑下村塾代表)
    2025年1月16日16時5分 投稿
    【提案】

    フジテレビの株主として、米ファンドは、今回のトラブルについてフジテレビの対応に重大な不信感を持っており、フジテレビを放置しておいても自浄作用は働かないと判断したようにみえます。MeToo運動が一定程度実を結んだ米国の企業からすると、性加害の

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フジテレビ問題

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