民設民営だけど「公民館」 住みたい街、自らはぐくむ実験場

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桑山敏成

 JR焼津駅前の商店街。午後3時すぎになると、学校を終えた小学生たちが商店街の一角にある「公民館」にやってくる。小上がりにあるこたつに入ったり、みんなでゲームをしたり、本を読んだり。思い思いに過ごす。夕方になると、学校を終えた高校生たちもやってきて、勉強したり、パソコンを使ったり。

 「公民館」は昨年9月にオープンした。

 焼津市の施設ではない。空き店舗を買い取って、一般社団法人トリナスが運営する「民設民営」の公民館だ。代表の土肥潤也さん(29)は「新しい公共を作る実験場みたいな場所にしていきたい」と話す。

新しい公共はなぜ必要なのか。これまでとこれからの歩みを紹介します。

 大学時代から、子どもや若者…

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