コロナ禍前の95%超に回復 JR四国の年末年始利用状況

福家司

 JR四国は6日、年末年始(昨年12月27日~1月5日)の鉄道利用状況を発表した。最大9連休となった曜日の配列もあり、瀬戸大橋線と予讃線、土讃線、高徳線の利用客はいずれも前年度同期より1割以上増えた。コロナ禍前の2018年度同期と比べても95%以上に回復した。

 瀬戸大橋線の特急、快速列車の利用客は27万9千人で前年度同期比10%増、18年度同期の98%。予讃線(多度津―伊予三島間)と土讃線(多度津―阿波池田間)、高徳線(高松―徳島間)の特急の利用客は12万8700人で前年度同期比12%増、18年度同期の96%だった。いずれもコロナ禍による落ち込みを経て、4年度連続で増加した。

 特に前半(12月27~31日)は、瀬戸大橋線が23年度同期比14%増、主要3線区が15%増と高い伸び率を示した。

 運輸課の高木良彦・担当課長は「多客期としてはコロナ禍後、最高の回復率となったが、四国の人口減もあってコロナ禍前にはわずかに及ばなかった」としている…

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