北陸新幹線延伸、京都仏教会が松井市長にも再考求める申入書を提出
武井風花
清水寺や金閣寺、東寺など約1千の寺院が加盟する京都仏教会は27日、北陸新幹線の敦賀―新大阪間の延伸計画を再考するよう求める申入書を、松井孝治・京都市長に提出した。
申入書は19日に西脇隆俊知事に提出されたものと同じ内容で、京都の地下にトンネルを掘ることについて、地下水への影響や事業費の地元負担などが大きく、文化財への影響も危惧されると指摘。「京都の1200年の歴史と未来が揺らごうとしている」とした。
松井市長は「悠久の歴史を紡いでこられた仏教会のみなさんの申し入れを重く受け止める。地下水への影響など四つの懸念を今後も精査し、市民に説明できなければ、私は職責が果たせないと思っている」と応じた。
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