札幌市電に新車両「ポラリスII」デビューへ 通路幅が広がり定員増
原知恵子
札幌市電(路面電車)に近く、新型車両がデビューする。A1210形低床車両(愛称:ポラリスⅡ)。19日、札幌市交通局が内部を報道陣に公開した。
白黒を基調とした外観は2013年デビューの「ポラリス」にそっくりだが、いくつかの改良点がある。
まず、行き先表示機。インバウンド対応を強化するため、英語表記が加わった。
また、内部は座席をほんの少し小さくし、通路幅を最大で14センチ広げた。これにより、定員が71人から75人となる。現在は冬季や悪天候の日に、一部の停留所で満員で乗車できない「乗り残し」が発生することがあり、緩和が期待されている。このほか、照明が面発光LEDとなり、明るくなる。
運行開始は来年1月7日の予定。2028年度までに計5両を導入するという。デビューを記念したグッズや貸し切りツアー(1月11日、5千円、要申し込み)も企画されている。問い合わせは札幌市交通事業振興公社(011・802・9560)へ。
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