国宝指定、宇治の萬福寺が祝う 金~日曜に夜間特別拝観も
北川学
三つの建物が国宝に指定された黄檗(おうばく)宗大本山の萬福寺(まんぷくじ)(京都府宇治市五ケ庄)で14日、記念式典があった。
黄檗宗の近藤博道管長や松村淳子市長らがくす玉を割って祝福。宇治市観光大使によるトークショー、府立桃山高校吹奏楽部の演奏、神戸華僑総会舞獅隊の獅子舞などが披露された。来年2月2日までの金~日曜には、夜間特別拝観もある。
中国僧の隠元禅師が開いた萬福寺は、江戸時代初期の創建当初の姿を今に伝える。文部科学省は今月9日付の官報で、大雄宝殿(だいおうほうでん)、法堂(はっとう)、天王殿の国宝指定を告示した。