北陸新幹線延伸、年内に京都駅の位置決定で調整 首長からは懸念の声

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大和田武士
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 北陸新幹線の敦賀―新大阪間の延伸計画について、与党の整備委員会は13日、詳細なルート選定にむけた沿線自治体からの聞き取りを終えた。年内に京都市内の新駅の位置を決める方向で調整している。来年度中の着工を目指すが、首長からは財政負担や環境への悪影響などを懸念する声が上がった。

 福井県小浜市を通って京都府を南下する「小浜・京都ルート」について整備委は、京都駅の地下にホームをつくり、南北の向きで乗り入れる「南北案」、東西に乗り入れる「東西案」、同駅から約5キロのJR桂川駅の地下に新駅をつくる「桂川案」の3案を検討している。

 建設費は、従来想定の倍近い3・9兆円、物価上昇が続けば最大5・3兆円と試算されている。建設主体の鉄道・運輸機構にJRが支払う貸付料をのぞき、残りを国が3分の2、沿線自治体が3分の1を負担する仕組みだ。

 今月4日とこの日のヒアリン…

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この記事を書いた人
大和田武士
経済部|国土交通省担当
専門・関心分野
建設、交通