共同通信、生稲氏めぐり記事訂正 「参拝しておらず、誤った報道に」

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山岸玲 里見稔 ソウル=貝瀬秋彦

 共同通信は25日、生稲晃子外務政務官が2022年8月15日に靖国神社に参拝したと報じた記事について、「生稲氏は参拝しておらず、誤った報道となった」と加盟社に訂正記事を配信した。

 訂正記事では、「国会議員の出入りを取材する過程で生稲氏が境内に入るのを見たとの報告があったが、本人に直接の確認取材をしないまま記事化した」としている。

 生稲氏が今月24日、報道各社の取材に対し、参拝を否定したことから当時の取材過程を調べたといい、「当日参拝した複数の自民党議員が共同通信に『生稲氏はいなかった』と述べた」として、本人が否定していることと併せて、報告は見間違えだったと判断したという。

 生稲氏は、新潟県佐渡市で2…

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2024年11月26日5時14分 投稿
    【提案】

     この記事を読むと誤報はあくまで「共同通信」の問題のように受け止められますが、本当にそうなのでしょうか?  本件に関しては、現在の日本の新聞と外務省が抱える問題が凝縮されていると私は認識しています。論点ごとに複数のコメントをします。  「朝

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2024年11月26日5時39分 投稿
    【視点】

     本件に関する外務省の認識は甘いです。 <25日の共同通信の記事訂正後、外務省幹部は「もう追悼行事は終わってしまった。どうしようもない」と漏らしつつ、「韓国側も白黒ついて誤解だったことがはっきりわかった。日韓関係全体にはそこまで影響はない

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