偽ブランド品などの輸入防ぐ 税関が博多駅前広場で啓発キャンペーン
門司税関博多税関支署と福岡空港税関支署は11日、JR博多駅前で、偽ブランド品の輸入取り締まりを啓発するキャンペーンを行った。
知的財産を侵害する物品の取り締まり強化期間(11~15日)に合わせたもので、税関職員ら12人が「模倣品の水際取締り強化!」と日本語や中国語など4カ国語で書かれたビラ700枚を通行人に配布。税関の麻薬探知犬の写真などがプリントされた税関職員手作りの缶バッジ200個やボールペンと合わせ、約30分で配り終えた。税関のキャラクター「カスタム君」も登場し、一緒に写真撮影する親子連れの姿もあった。
門司税関によると、今年上半期の管内における偽ブランド品などの輸入差し止め件数は875件と、2年連続で増加。そのうち約47%が中国からで、ベトナムからは約30%にのぼったという。品目別では衣類が最多だった。格安のインターネット通販などを介して売買されるケースも少なくないという。
門司税関福岡空港税関支署の牧大介・統括審査官は「ブランド品なのに値段が安かったり、サイト内の日本語表記がおかしかったりすると要注意」とした上で、「偽物は健康被害を招く可能性もある。購入しないよう、注意していただきたい」と呼びかけた。