全国学力調査がコンピューター化へ 全員が同じ問題を解かない!?

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山本知佳
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 小学6年と中学3年が受ける全国学力調査が、新年度から変わる。コンピューターで答える方式が始まるからだ。また、1人ずつ違う問題を出し、「より詳細な学力を把握できるようになる」とも文部科学省は説明する。

 学力調査はどう変わるのか。

 昨年10月29日、新しい方式のサンプル問題を文科省が公表した。ルーペの正しい使い方を四つの動画から選ぶ▽記号を画面上で動かして電気回路図を完成させる――などだ。

 形式に慣れておくため、調査前にコンピューターで解くよう各校に求めている。

 コンピューターを用いるテストをCBT(Computer-based Testing)という。新年度に中学理科で始めて、2026年度は中学英語も、27年度以降は小学校に広げる方針だ。

CBT化で何が変わる?

 なぜCBT化するのか。

 まず、端末が増えたことがあ…

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