鈴木エイトさん「最後のピース埋まるか」 安倍氏と旧統一教会の写真

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聞き手・沢伸也

 安倍晋三首相(当時)が2013年参院選直前、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の会長らと自民党本部の総裁応接室で面談し、選挙支援を確認していたとみられることを朝日新聞は写真付きで報じました。面談写真は何を示すのか。教団と自民党の関係を長年調べてきたジャーナリストの鈴木エイトさんは「最後の大きなピースが埋まるかもしれない」と言います。

 安倍氏と旧統一教会は親密だと言われてきたが、明確な証拠は安倍氏が21年に教団系のイベントに送ったビデオメッセージしかなかった。それだけに安倍氏自身が総裁応接室で教団会長などと面談していたこの写真の持つ意味は大きい。

 私は13年に教団の内部資料を入手した。安倍氏が教団側に、参院選に立候補している北村経夫氏への組織票を直接依頼したことを示しており、記事にしてきた。その伏線が今回の朝日新聞の記事や写真でようやく回収され、長年追ってきた、なかなか埋められなかった最後の大きなピースが埋まるかもしれないと思っている。

家宅捜索で辞任の会長、復職半年で総裁応接室に

 当時の時代背景を考えると…

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この記事を書いた人
沢伸也
編集委員|調査報道担当
専門・関心分野
埋もれている社会問題
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    平尾剛
    (スポーツ教育学者・元ラグビー日本代表)
    2024年9月30日8時53分 投稿
    【視点】

    安倍晋三と旧統一教会幹部とが面談している様子を写真付きで報道したこのたびのスクープには、驚かされた。メディア批判がやまない昨今において、朝日新聞はその矜持を保ったと私は捉えている。ただ問題はここからで、このスクープを元に、裏金問題をも含んで政治や社会そのものを健全化していかなければならない。 その意味で、この度のスクープを「最後の大きなピースになるかもしれない」という鈴木エイト氏の指摘は重要だ。旧統一教会の取材を、文字通り身を挺して続けてきた鈴木氏のこの見立てを追い風に、記者やジャーナリストは追求の手をさらに強めていただきたい。

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    塚田穂高
    (文教大学国際学部教授・宗教社会学者)
    2024年9月30日19時19分 投稿
    【解説】

    安倍晋三氏―統一教会幹部写真については、すでに以下の記事にもコメントを書いたので、全部は繰り返しません。 「安倍晋三氏と旧統一教会会長、自民党本部で選挙支援確認か 写真入手」(2024.9.17朝日新聞デジタル) https://digit

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