NHK中国語ニュースでまたトラブル 再発防止策の収録、間に合わず

宮田裕介
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 NHKは25日、ラジオ国際放送などの中国語ニュースで、前日のニュースを伝えたと発表した。ラジオ国際放送を巡っては、中国人の外部スタッフが沖縄県尖閣諸島を「中国の領土」と生放送で発言した問題を受けて、事前収録を行っていたが、今回は放送に間に合わなかったなどと謝罪した。

 NHKによると、問題があったのは25日午後1時1分からのラジオ国際放送とラジオ第2放送の中国語のニュース。中東情勢についての報道で、誤訳していたことに放送直前に気づいたが、再収録が間に合わなかったため、24日のニュースを伝えた。ラジオ第2では、当日のニュースとして放送したという。

 NHKは、再発防止策として先月20日から、中国語ニュースを生放送から、事前収録に切り替えていた。NHKは「再発防止を進める中で、このようなことが起きたことをおわびする」などとコメントした。

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この記事を書いた人
宮田裕介
文化部|メディア担当
専門・関心分野
メディア、放送行政、NHK