ペット向け「療法食」市場拡大 日本企業も存在感、獣医師が商品開発
宮崎健
ペットの犬や猫の寿命が延びるなか、病気の症状に応じて与えるフード「療法食」の市場が伸びている。かつては海外メーカーがシェアの大半を占めたが、ここにきて日本の老舗メーカーも獣医師が商品開発を担うなどの取り組みで存在感を高めている。
ペットのシニア期は、猫や小・中型の犬は7歳から、大型犬は5歳から始まるとされる。飼い主がペットの食事を気遣い、調子が悪いと動物病院に連れて行くことが多くなったことで、寿命は延びる傾向にある。一方、それにつれて人間と同じように病気を患うケースも増えている。
そこで注目されるのが、療法食だ。病気の種類に合わせて栄養成分を調整したもので、獣医師の指導に基づいて与えることが想定されている。
調査会社の富士経済によると…
- 【視点】
記事にあるように、療法食を獣医師の診断、指導なくインターネットなどで購入するのはとても危険です。一般的な総合栄養食と違って療法食は、あえて栄養を偏らせているものが多い。このため「健康に良い」と勘違いして犬や猫に与えてしまえば、本来必要な栄
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