東京がファッションのハブになる? パリ発の展示会が日本初進出

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松沢奈々子
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 東京をアジアの「ファッションハブ(中核)」に――。ヨーロッパを代表する国際的な合同展示会で、複数の服飾ブランドが商品を披露する「トラノイ」が、9月4~5日の2日間、「トラノイ・トーキョー」として、東京・渋谷で開かれた。日本での開催は初めて。近年、中国や韓国で盛り上がりが目立つアジアのファッション市場において、東京を「ハブ」とする狙いとは。

 今月5日の夕方、会場となった渋谷のイベントホールは多くの業界関係者でにぎわっていた。トラノイの審査を経て、国内外あわせて170あまりのブランドが出展し、各ブースで、2025年春夏の洋服やアクセサリーを紹介していた。トラノイのボリス・プロヴォCEOは「想定した以上の盛り上がりだ」と笑顔をみせた。

 合同展示会は、企業が小売店…

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    藤田結子
    (社会学者)
    2024年9月20日8時59分 投稿
    【視点】

    興味深いファッションの動向を報告する記事です。日本のブランドが海外のバイヤーやプレスに商品をみてもらうには、パリに行って展示会に参加するのが慣習でした。パリやニューヨークまで行かないと、海外のバイヤーやプレスが多数集まる場がなかったからです

    …続きを読む