福岡県内のJR九州・西鉄、運休へ 台風10号接近受け
台風10号の接近を受け、JR九州と西日本鉄道は29日、始発から終日運転を見合わせたり、本数を減らしたりする。いずれも28日午後6時~7時時点の情報で、台風の進路によって計画が変わる可能性もある。
JR九州の福岡県内の主な路線では、鹿児島線(門司港―荒尾間)▽篠栗線(吉塚―桂川間)▽筑肥線(姪浜―筑前前原間)▽日豊線(小倉―行橋間)▽山陽線(門司―下関間)などが29日の始発から本数を減らし、正午ごろをめどに運転を見合わせる見込み。30日も始発から運転を見合わせる。
九州新幹線の博多―熊本間も29日始発から本数を減らし、午前8時ごろから運転を見合わせる。博多駅発着の在来線の特急も全列車が始発から運休する。
西鉄は、天神大牟田線が29日午前9時ごろから順次運転を取りやめる。下りの特急は福岡(天神)午前9時発、上りの特急は大牟田午前9時23分発を最後に運休。貝塚線も午前10時ごろから運転を見合わせる。
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台風10号の接近を受け、29、30日は臨時休校や下校時間を繰り上げる学校が相次ぐ。
県教育委員会によると、29日は県立高で夏休みの明けた81校のうち、80校が臨時休校、1校は下校時間の繰り上げを決めた。
福岡市教委は、市立の小中高校と特別支援学校の全229校で、29日は給食や昼食の後に一斉下校とし、30日は臨時休校とする。北九州市教委は29、30日ともに全市一斉休校を決めている。
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商業施設では、福岡市の岩田屋本店、大丸福岡天神店、博多阪急、JR博多シティ、北九州市の小倉井筒屋などが29日、臨時休業する。
福岡市東区の国営海の中道海浜公園は29、30の両日、臨時閉園する。マリンワールド海の中道も臨時休館。県立の図書館や美術館も29日は終日休館する。