知床岬付近でデジカメ発見 観光船沈没事故、被害者のものの可能性
神村正史
2022年4月に北海道・知床半島沖で、観光船が沈没し26人が死亡・行方不明となった事故で、被害者の慰霊のために知床岬付近に徒歩で向かった捜索ボランティア隊の隊長、桜井憲二さん(61)ら4人が14日、被害者のものの可能性のあるデジタルカメラを発見した。
桜井さんによると、13~15日の日程で、知床岬方向への道路が終わる羅臼町相泊から、約20キロ先の知床岬付近の間を、海岸トレッキングで往復した。
お盆の時期でもあり、遺体が見つかった場所など4カ所で、線香をあげて被害者を慰霊する計画だったという。今回は捜索活動ではないため、北海道警察などに捜索計画書は出していない。
カメラを発見したのは14日午前11時すぎ。知床岬に近い小さな湾の波打ち際近くの砂の上にあるのを、トレッキングのメンバーの1人が見つけた。5回目の捜索となった22年9月17日に豊田徳幸船長の遺体を見つけた場所のそばだったという。
「自分の家族のものでは……」
桜井さんがこの場所を最後に…
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