ハリス氏、ネタニヤフ氏にパレスチナの窮状訴える 外交でもアピール

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ワシントン=下司佳代子
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 ハリス米副大統領は25日、訪米中のイスラエルのネタニヤフ首相と会談した。パレスチナ自治区ガザの人道状況に「深刻な懸念」を伝えた上で、イスラム組織ハマスとの停戦合意を迫った。候補者指名が確実となった11月の大統領選を前に、イスラエルとの向き合い方が注目されている。

 ハリス氏はホワイトハウスでの会談後、記者団の前で、イスラエルの自衛を強く支持した上で、ガザでの「あまりにも多くの罪なき市民の死」について、「私は黙っていない」と宣言した。「子どもたちの遺体や、絶望し飢えた人々が逃げ惑う姿。悲劇から目をそらすわけにはいかないし、苦しみに無感覚になることも許されない」と訴えた。

 「今こそ戦争を終結させ、パレスチナ人の苦しみを終わらせ、自己決定権を行使できるようにする時だ」とも語った。ハマスにとらえられたすべての人質を解放させるためにも、停戦合意を求めたとした。

 バイデン米大統領は5月末に…

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この記事を書いた人
下司佳代子
アメリカ総局|米国の外交・防衛
専門・関心分野
国際報道