銀メダルの赤間凛音、技も髪形も求めるのは独創性 憧れは羽生結弦

有料記事スケートボード

岩佐友

 毛先を金色に染めたロングヘアをなびかせながら、高難度の技を次々に決めていく。

 スケートボード女子ストリートの赤間凛音(りず)(15)にヘアスタイルへの意識を聞くと、「目立ちますよね」と言って笑った。「すごく邪魔だけど、4歳くらいからこの髪形。自分と言えばこのイメージになっちゃったから、変えられなくて」

 スケボーを始めたのは7歳の時。サーフィン好きだった父・竜児さん(48)に勧められ、仙台の教室に通い始めた。

 「技が決まった時の達成感と、仲間と楽しみながらたたえ合う空気が好きだった」

 2019年の日本選手権で2位に入り、上をめざすことを決意した。

 出場を逃した21年の東京五輪はテレビで見た。小学生の頃から知っている1学年上の西矢椛(もみじ)が金メダルを獲得。「13歳、真夏の大冒険」のフレーズとともに一躍、脚光を浴びた。

 「うれしかったけど、自分が出ていたらどんな結果だったのかなと思ったら悔しかった。五輪で結果を残したら世界が変わるんだなって。次は絶対に出ようと気持ちが燃えた」

 飛躍のきっかけとなったのが、練習環境だ。

 2年前、宮城県大崎市にある…

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この記事を書いた人
岩佐友
スポーツ部|サッカー担当
専門・関心分野
サッカー、フィギュアスケート