ハリス氏の外交姿勢を読む ガザの被害に同情的、ウクライナ・中国は

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編集委員・奥寺淳
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 11月の米大統領選で、バイデン大統領(81)が後任指名したカマラ・ハリス副大統領(59)の手腕に注目が集まっている。外交畑が長かったバイデン氏と異なり、検事出身のハリス氏は外交や防衛分野の経験は乏しい。副大統領時代の言動などから、外交姿勢の一端を読み解いた。

 「あまりに多くの罪のないパレスチナ人が殺されている。明らかに人道的な大惨事だ」

 ハリス氏は今年3月、米アラバマ州での演説で、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザを攻撃している際、民間人の被害を抑える十分な措置が取られていないと声を荒らげて批判した。人道支援物資を求めて押し寄せたガザ住民100人以上が、イスラエル軍の発砲により死亡した直後のことだった。

専門家「イスラエルにより強い態度で臨むかもしれない」

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この記事を書いた人
奥寺淳
編集委員|米中・国際関係担当
専門・関心分野
米中、日中、国際関係
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