大漁、豊作へ 神馬駆け上がる 君津・人見神社
堤恭太
大漁と豊作を祈る神事「神馬(おめし)」が21日、千葉県君津市の人見神社で執り行われ、神馬が同神社の石段20段を一気に駆け上った。
神馬は「神様がお召しになる馬」が由来。350年以上前から行われている。
この日は最初に「お振り」と呼ばれる12節の2本の竹を担ぎ上げた後、同じく12節の「鼻竿(はなざお)」が先導する形で神馬が石段を駆け上ると、上り口の鳥居に集まった多くの人から大きな歓声が上がった。その後、山頂の神社の拝殿内を東回りに滞りなくまわり終えると、その年は豊作になると言われている。