とさでん交通、平日の路面電車を8月から減便へ「乗務員不足が深刻」
亀岡龍太
乗務員不足が深刻化している、とさでん交通(高知市)は、路面電車の平日の運行便数を8月1日から現行より約9%少ない1日528便とするダイヤ改定を発表した。
8月の平日は高知市内区間が417便(39便減)、南国方面行きが60便(8便減)、伊野方面行きが51便(5便減)で、全体で計52便減る。学校が再開する9月2日からは、減便した分のうち、市内区間で7便、南国方面行きで2便を戻す。土日祝日は現行の計519便を維持する。
電車事業部によると、慢性的な乗務員不足が続き、本来は1日76人必要だが、現在は12・5人不足しているという。担当者は「昨夏は9月から復帰する要員の見込みがあったが、この夏は離職者もいて戻る見通しがない。異例の対応だが、ご理解いただきたい」としている。