為替介入を指揮した神田財務官、7月退任へ 財務官交代は3年ぶり

 政府は28日、神田真人財務官(59)が来月31日付で退任し、後任に三村淳国際局長(57)が就く人事を決めた。財務官の交代は3年ぶり。

 神田氏は1987年に大蔵省(当時)に入省し、英オックスフォード大に留学して経済学修士を取得。2021年から財務官を約3年務め、記録的な円安が進むなか、22年9、10月と今年4、5月に政府・日本銀行が実施したドル売り円買いの為替介入を指揮した。

 三村氏は89年に入省。21年から国際局長を務めている。金融庁でも要職を経験し、国際金融に明るい。

 鈴木俊一財務相は「三村さんは十分な能力をもっている方。神田財務官のあとを引き継いで、しっかり対応していただけると信頼しております」と述べた…

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