ソニー、21世紀は「コンテンツ制作」に軸足 クリエーター支援注力

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田中奏子

 ソニーグループは23日に開いた経営方針説明会で、主力として伸ばしてきたゲーム、音楽、映画のエンターテインメント3事業において、「クリエーター」と呼ばれる制作・開発者への支援に注力する方針を示した。アニメーターの育成機関の創設も検討する。

 「20世紀のソニーはウォークマンやカラーテレビなどで『感動』を届けることに貢献してきた。21世紀のソニーは『感動』をつくるところに貢献したい」

 吉田憲一郎会長はこう語り、製造業からエンタメ事業への転換を改めて鮮明にした。これまでも作品の権利獲得や配信プラットフォームの買収など、IP(知的財産)の取得を積極的に進めてきた。今後はそのIPを多面的に展開することに加え、コンテンツ制作にも力をいれて成長につなげる戦略だ。

 そのカギとしたのが、ゲーム…

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