中ロ首脳、ライシ師ら突然の死を悼む 対立するイスラエルの反応は?

有料記事イラン大統領

 19日にイラン北西部で発生したヘリコプターの墜落により、政権中枢を担う2人の重要人物を失ったイラン。パレスチナ自治区ガザでの軍事衝突、内戦や紛争などを巡って同国と対立したり連携したりする国や組織もあるなか、多くの首脳が20日、ライシ大統領らの突然の死を悼んだ。

 ウクライナ侵攻を巡り、ロシアの攻撃にイラン製の軍事ドローン無人機)が使われているとして、同国に制裁を科している欧州連合(EU)。その大統領にあたるミシェル首脳会議常任議長は、墜落を受けてX(旧ツイッター)に「心から哀悼の意を表す」と投稿した。

 国連のグテーレス事務総長も、報道官を通じ、ライシ師らの訃報(ふほう)を受け、「悲しみに包まれている」との声明を発表した。また、「遺族ならびにイラン政府および国民に対し、心から哀悼の意を示したい」とした。

イスラム組織ハマス、シリアアサド大統領も声明

 一方、ロシアのプーチン大統…

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2024年5月21日7時3分 投稿
    【視点】

     今回のヘリコプター墜落事故に対する首相官邸の動きは見事でした。本件に関する報道はロシアの通信社が早かったのですが、ほぼリアルタイムでそれを入手しています。  この記事で、<岸田文雄首相も20日、「突然の訃報に接し、深い悲しみの念に堪えない

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