衆院政倫審での弁明、裏金議員44人全員が拒否 全会一致の議決でも
自民党派閥の裏金事件を受け、衆院政治倫理審査会(政倫審)が審査を議決した44人の自民議員全員が、出席の意向を示さなかったことが20日、関係者への取材で分かった。
審査の議決は国会の規程にもとづくもの。4月の衆院3補欠選挙で、立憲民主党が全勝した結果、野党の委員が審査の申し立てに必要な人数に達した。このため、立憲を含む野党が審査を申し立てて、今月14日の政倫審で全会一致で可決した。
ただ、弁明は議員本人の判断に委ねられているため、政倫審会長名で20日正午までに44人の意向を確認していた。
これまでの政倫審では、野党の要請に応じる形で、岸田文雄首相のほか、安倍派と二階派の幹部6人が政倫審に出席し、弁明した。今回は、野党の要請よりも重い国会の議決によるものだったが、新たに弁明に応じる自民議員は一人もなかったことになる。与野党は近く、政倫審の幹事懇談会を開き、今回の意向結果を共有し、対応を協議する予定。
■弁明を拒んでいる自民党衆院…
- 【視点】
メディアは本件こそ何度でも取り上げ、批判するべき。このような組織において自浄作用は期待できるのかということも含めて。またこの記事に拒否した議員の実名一覧、金額一覧が含まれている点も評価できるし、また多くの人も一読すべき。
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