維新離れた元奈良市議、現職ら破る初当選 接戦の奈良・香芝市長選

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神田剛 仙道洸 今井邦彦 清水謙司 机美鈴 阪田隼人
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 19日に投開票された奈良県の香芝市長選で、無所属で新顔の弁護士・三橋和史氏(35)が3氏を破って初当選した。開票が終わったのは20日未明。立憲、国民の推薦を受け、維新県総支部も推した現職との得票差は1千票ほどだった。

 夜が明けた20日午前、三橋氏は香芝市役所で当選証書を受け取った。報道陣の取材に「きめ細かな行政ができるよう基盤を整えていきたい」と抱負を述べた。

 三橋氏のほかに、いずれも無所属で市長選に立ったのは、現職の福岡憲宏氏(50)、前市長の吉田弘明氏(63)、共産党地区委員長の中瀬弘氏(72)。

 得票は三橋氏が9215票、福岡氏が8187票、吉田氏が7542票、中瀬氏が2021票で、三橋氏は現職や前職を相手に「知名度という観点から苦戦を強いられた」が、「最後まで何とか巻き返しを図って、戦い抜くことができた」と報道陣に語った。

 選挙戦では、争点となった小学校の統廃合について見直しを訴え、子育て支援や高齢者対策に力を入れるとした。

三橋氏を支援したのは

 三橋氏は香芝市の小中学校を出て県立奈良高校、明治大へ進んだ。

 南都銀行の行員や県職員を経…

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