ガンツ前国防相「何かが間違っている」政権批判 ガザ統治案承認迫る

有料記事イスラエル・パレスチナ問題

エルサレム=高久潤
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 パレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐり、イスラエルのガンツ前国防相が18日、記者会見を開き、戦闘終結後のガザ統治計画をまとめて承認することをネタニヤフ政権に求めた。ガンツ氏は、政権がこの要求を6月8日までに実行しなければ、政権から離脱する考えを明らかにした。

 ガンツ氏は野党の党首だが、戦闘の方針を決める戦時内閣のメンバー。

 会見でガンツ氏は、「最近何かが間違っている。勝利に必要な決定がなされていない」と政権を批判。そのうえでイスラム組織ハマスの打倒とガザの非武装化や、イスラエルが治安管理を担いながら、将来のガザ統治の基盤となる米国や欧州、アラブ諸国、パレスチナとの民生部門の共同統治▽サウジアラビアとの関係正常化の推進など6項目の目標を実現するための計画を、政権がまとめ、承認するようネタニヤフ首相に迫った。

 またガンツ氏は、これまでア…

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