ガザ北部、最も激しい戦闘か ハマスは「消耗戦用意」、長期化の様相

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佐藤達弥 ワシントン=下司佳代子
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 パレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐり、イスラエル軍は17日、北部ジャバリヤで再開した戦闘について「恐らくこれまでで最も激しいものになっている」との見解をAFP通信に示した。北部はイスラエル軍が1月、イスラム組織ハマスの指揮系統の解体を宣言した地域。ハマスは「消耗戦の用意がある」と述べており、戦闘はさらに長期化する様相だ。

 イスラエル軍はハマスの再結集を防ぐためとして、12日にジャバリヤでの戦闘を再開。AFP通信などによると、これまでに約200人の戦闘員を殺害した。ハマスはイスラエル軍の装甲車両に向け、大量のロケット弾を発射しているという。

 国連によると、ジャバリヤにはガザ最大の難民キャンプがあり、昨年7月の時点では、1.4平方キロメートルの区域に約11万6千人が暮らしていた。

「泥沼引きずり込む」

 ハマス軍事部門の報道担当者…

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