トランプ氏は証言台に立つのか 証言の義務なし、裁判は最終局面へ

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ニューヨーク=高野遼 遠田寛生 中井大助
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 米ニューヨークの裁判所で4月から続いてきたトランプ前米大統領の裁判は、最終局面を迎えつつある。大統領経験者が刑事被告人になった前代未聞の法廷では、何が浮き彫りになったのか。

 元不倫相手への「口止め料」の支払いをめぐる事件の立証を図るため、検察側は計19人の証人を呼んだ。特に数人の「主要証人」の尋問に時間を割いた。

 1人目に登場したのは、トランプ氏の長年の友人であるデビッド・ペッカー氏。2016年の大統領選の当時、有名タブロイド紙「ナショナル・エンクワイアラー」の発行会社の会長だった。

 証言によると、トランプ氏の陣営は大統領選に向け、当初から女性をめぐるトランプ氏の不祥事を警戒していた。そこでペッカー氏らとともに、問題が露見する前に察知し、口止め料を払って情報を買い取る計画を立てた。

元不倫相手、当時の状況を詳細に証言

 ペッカー氏によると、15年…

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