「ひこにゃん」などの人気イラスト、新たに20点が商標利用可能に

藤井匠

 滋賀県彦根市の人気キャラクター・ひこにゃんと市の公式キャラクター・いいのすけ。市がLINEスタンプやスマートフォンアプリ用で公開してきた両キャラクターのイラスト計20点が、原作者「もへろんさん」による改めての書き下ろし(リメイク)で、商標使用ができるようになった。キャラクターのPRや関連グッズの伸展に期待がかかる。

 ひこにゃんは、彦根藩2代藩主を落雷から救った「招き猫」伝説に基づく。いいのすけは、彦根藩に「伊賀者」として召し抱えられた忍者の末裔(まつえい)という。

 イラスト28点を対象に、Googleフォームによるアンケートを実施。人気の高いイラスト上位20点をもとにリメイクした。かわいらしいしぐさや天真らんまんさが光る。全回答数は1880票だった。

 商標使用については、市が2022年10月から無償化の実験中。希望する場合は、市ホームページ上のデザインマニュアルに基づく申請が必須だ。

 今回の追加で商標使用が可能なひこにゃん(写真含む)は44点に。いいのすけは10点になった。

 市によると、ひこにゃんの商標使用の新規件数は近年右肩上がりに。20年度は233件だったのが23年度は577件に及ぶ。ひこにゃんグッズの販売額の推計も昨年は3・4億円で、前年の2・1億円を大きく上回る。

 商標に関する問い合わせは、市ひこにゃんブランド推進室(0749・30・6153)。(藤井匠)…

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