つばさの党に多くの個人寄付 とりこになった支援者、逮捕への反応は
4月にあった衆院東京15区補欠選挙で他陣営の街頭演説を妨害した疑いで、代表の黒川敦彦容疑者(45)ら3人が逮捕された政治団体「つばさの党」。政治資金収支報告書からは、主張に賛同する個人に支えられ、活動する様子もうかがえる。
2022年分の政治資金収支報告書によると、つばさの党の収入は前年からの繰越金を含めて3079万円。5割以上(1730万円)が寄付で、逮捕された黒川容疑者が幹事長を務めていた旧NHK党からが891万円に上った。残りは個人による寄付で、5万円以下の少額寄付がそのうちの4割を占めた。
支出総額は2108万円。黒川容疑者の政策活動費に計420万円を支出していたが、使途の公開義務がないため、具体的な使い道は不明だ。
このほか、黒川容疑者が22年2月の町田市長選に立候補した際とみられる「陣中見舞い」として100万円を支出。街宣車の修理代や、東京都や愛知県の人物への「選挙応援」名目の支出があったほか、「広報業務委託費」として、黒川容疑者らが代表社員を務める合同会社に120万円を支払っていた。
前年と合わせて個人8人から計770万円の借り入れがあり、うち5人に対し64万円を返済していた。
つばさの党に寄付した個人は、北海道から九州まで全国にわたる。どのような思いで支援し、今回の逮捕についてどう感じているのか。
「『おかしいな』という自分の疑問に答えてくれた」
自営業の50代男性は21…
- 【視点】
つばさの党の支持者に焦点を当てたこの記事はとても興味深いですね。 なんとなく社会や政治に対して不満や不安がある。普段は口に出さなくても「おかしい」という疑念がある。そんなときにユーチューブで疑問や不安を解決してくれる「正解」に出会っ
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