「夢は世界の…」 資さんうどんが出店攻勢、ユニクロ出身社長の戦略

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谷辺晃子
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 北九州ソウルフード「資(すけ)さんうどん」が、関西初上陸を果たしました。昨秋以降、大阪と兵庫に3店舗を構え、さらなる拡大を見据えています。

 風味たっぷりのだし、名物の「ぼた餅」が熱烈に支持され、福岡のうどん文化の一翼を担ってきた、資さんうどん。佐藤崇史社長(49)に、関西進出の理由や今後の展望を聞きました。

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 私たちは1976年、北九州市戸畑区で産声を上げたうどん店です。

 北九州のソウルフードとして親しまれてきたこの味を、より多くの方へお届けしたい。そんな思いで昨年11月、満を持して関西へ進出しました。

略歴

◆さとう・たかふみ 1974年、広島県生まれ。慶応大卒。学生時代はアメリカンフットボールに没頭する。ソニー、ユニクロを運営するファーストリテイリングなどを経て2018年、株式会社資さんの3代目社長に就任。北九州市小倉南区の本社に出勤する日はほぼ毎日資さんでうどんや丼ものを食べる。

夏までにさらに関西で2店舗

 大阪市鶴見区に1号店を出し、尼崎市内に先日2号店、3号店をオープン。この夏までに4号店、5号店を出すことが決まっています。

 尼崎で2店舗続いたのは、たまたまいい物件に巡り合えたからです。

 私たちの地元、北九州と産業構造も近く、街の雰囲気もどことなく似ていると感じた尼崎は、お客様の味の好みも合うのではないかと思っていました。ぜひ早いタイミングで出店したいと考えていたのは確かです。

 関西のみなさんに愛していただけるのであれば、今後もさらに出店していきたい。駐車場のたっぷりあるロードサイドも、繁華街もそうです。

 ラーメンなら豚骨味もしょうゆ味もあり、その日の気分で楽しめる。

 うどんも同じだと思います。

ライバルは…

 大阪には讃岐うどんの有名店…

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